栄養コラム76【あなどれない唾液の力】

唾液(つば)を日常意識することは少ないかもしれません。



『食べ物を飲み込みやすくするために必要なだけでしょ?』



私も唾液の働きを知るまではそうでした!!




しかし、唾液はお口の健康だけでなく

体の入り口として

健康に大事な役割をしてくれているのです!!!



今日はそんな、意識されずとも

私たちの体を守ってくれている唾液について

書いていきたいと思います^^




そもそも唾液とは???

唾液とは、耳下腺(じかせん)、顎下腺(がっかせん)、

舌下腺(ぜっかせん)の3つの大唾液腺と、

舌や口蓋(こうがい)などの粘膜面に

多数存在する小唾液腺から分泌されます。


水分だけでなく電解質や酵素などを含みます。

唾液の分泌量は

1日1リットル~1.5リットル と言われていますが、

個人差があり、健康状態や年齢、性別などによっても違いがあります。




また、唾液の質にも個人差があります。

口の中の酸を中和する作用(唾液緩衝能)が低いと

虫歯に罹りやすくなり

唾液の質が虫歯にも影響しています。



唾液の分泌は、一般的に夜になると減少します。

このとき、唾液の作用とその機能も低下するため

口内の細菌は増殖します。

そのため夜寝る前朝起きてすぐのケアは特に重要です☆





●唾液のはたらき●

●食べ物を飲み込みやすくする

唾液は、食べ物を湿らせて飲み込みやすくします。

唾液にはムチンというたんぱく質が含まれているため

粘性があり食べ物が塊になりやすく

飲み込みがスムーズになるのです。





●味を感じやすくする

舌の上には「味蕾(みらい)」という味を感じる器官があり

味物質が唾液に溶けて味蕾で味として感じます。

そのため唾液が十分に分泌されていないと

本当の味が感じられません。






●食べ物を消化する

唾液の中には、「アミラーゼ」という消化酵素が含まれています。

アミラーゼには、デンプンを分解して

吸収をスムーズにする
働きがあります。







●細菌の働きを弱める

唾液には口の中の細菌の働きを抑制して

病気を防ぐ働きがあります。

口の中に存在する、虫歯・歯周病の原因細菌はもちろん

外から入ってくるウイルスなどの働きを抑えます。







●口臭予防

唾液には「ラクトフェリン」「リゾチーム」

という成分が含まれており

口臭の元になる口内の細菌を洗い流し殺菌してくれます。







●再石灰化を促進する

細菌が作り出した酸によって

エナメル質の成分が溶け出しますが(脱灰

唾液に含まれるミネラルがそれを修復し

元の状態に戻します(再石灰化)。







●口の環境を整える

食事をすると口の中が酸性に傾いて

脱灰が起こりやすくなりますが

唾液によって酸が中和されることで

脱灰を防ぐことができます。







●口の中を清潔にする

唾液には、食べカスなどの口の中に残った汚れを

洗い流す働き
があります。

十分に唾液が分泌されていれば

口の中を清潔に維持できます。





こんなものまで↓↓↓

●肌の若返り効果

唾液には、パロチン・上皮成長因子(AGF)といった

「成長ホルモン」が多く含まれています。


パロチンは筋肉や骨・髪・骨などの成長を促し

皮膚や血管の新陳代謝を活発にし

発育・成長を促してくれるので

若返りに役立つとされています。



AGFは、皮膚や粘膜といった

細胞の新陳代謝を促す為

肌トラブルを改善し

美肌作りに効果があるとされています。









唾液の分泌が少なくなると・・・???


何らかの原因で唾液の分泌量が減少すると

唾液の持つさまざまな効果が得られません。

そのため、食べ物が飲み込みにくくなったり

口の中がネバネバしたり

口が動かしにくくなったりする

といったさまざまな症状が出てきます。



また、虫歯や歯周病に罹りやすくなり

口臭が強くなる原因にもなります



近年は、口の中が乾燥する

「ドライマウス(口腔乾燥症)」が増加傾向にあり

患者数は推定800万人と言われています。


特に、50歳以上の女性に多くみられます。










分泌が少なくなる原因

シェーグレン症候群・糖尿病などの病気などが原因で

唾液の分泌が減少する場合もありますが

次のようなものも原因となります。


加齢、口呼吸、ストレス、女性ホルモンの低下、

アルコール、喫煙、よく噛まない習慣など><


また、700種類以上の薬も唾液分泌に影響がでる可能性があります。

抗うつ薬や抗ヒスタミン薬、睡眠薬や利尿薬、

降圧薬などが影響があるといわれています。









唾液の分泌量を増やすには???


ストレスなどの唾液が減る要因を取り除くことも必要になりますが

よく噛んで食べることで唾液の分泌が促進されます。

噛み応えのある食品をメニューに取り入れたり

キシリトールガムを噛むといったことも有効でしょう。



また、歯が抜けたままになっていたり

虫歯や歯周病により痛みや噛み合わせに不調があると

咀嚼が行いにくく噛む回数も減ってしまいます。

唾液の分泌量を維持するためにも、口の中の健康を維持することが大切です。




【唾液の分泌を促す方法4つ】

◎よく噛む

「噛む」という刺激が脳に伝わると

唾液が分泌されます。

普段から早食いにならないよう

よく噛んで食べるようにしましょう。




◎鼻呼吸をする

口呼吸をしていると

口の中が乾燥するので唾液も少なくってしまいます。

口呼吸に気がついたら

意識して鼻呼吸に切り替えましょう。





◎「あいうべ」体操

文字通り「あ」「い」「う」と口を大きく動かし

最後に「べー」と舌を顎に向かって突き出す体操です。

この動きによって唾液腺が刺激され

唾液が分泌されます。

1日10回×3セットを目安に行うと良いでしょう。




◎舌回し体操

口を閉じた状態のまま

舌先で歯茎の表側をなぞるように舌をぐるりと回します。

左右それぞれ10回を目安に行ってみてください。





まとめてみると意外とたくさんの働きで

私たちを守ってくれていることがわかりますね^^


噛み合わせが崩れると

骨格のゆがみも出てきます。


お口の中の健康はこんなにも体の健康につながっているのですね☆

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