カレー、チゲ鍋、スンドゥブ、辛麺etc.
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なぜか無性に辛いものが食べたいときって、ありますよね^^
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わたくしSAORIも甘いものも好きですが
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辛いものも好きで
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辛麺やスンドゥブを食べによく出かけます( ´艸`)
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「ただ好き♪だから食べる」っていうことも
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もちろんあるかと思いますが
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”仕事でイライラしたとき”や
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”なんとなくモヤモヤするとき”にも食べたくなったりしませんか?
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味覚は、体調や心理状態を敏感に反映するバロメーターでもあります!
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それぞれに食べたくなるタイミングの傾向があるといわれます。
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では、辛いものを食べたくなるのはどんなときなのでしょうか?
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まず先日の味覚のお話のおさらいから☆
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↓↓↓↓↓↓
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味覚とは「甘味・塩味・酸味・苦味・旨味」の5つのこと☆
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辛味は味覚ではありません!
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広い意味では味覚と言えるのですが
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学問上定義される「5つの基本味」に辛味は含まれず、痛覚の一種とされています。
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基本5味と辛味では、感知する細胞(受容体)が違うため
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定義が異なっているのです。
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具体的には下記のような味の受け取り方の違いがあります。
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5味(甘味・塩味・酸味・苦味・うま味)
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→→→味蕾(みらい)と呼ばれる細胞の集合体により感知
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辛味
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→→→TRPV1(トリップ ブイワン)、TRPA1(トリップ エーワン)受容体により感知
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ちなみに・・・
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TRPV1(トリップ ブイワン)はカプサイシン受容体や熱刺激受容体とも呼ばれ
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とうがらしなどの口の中がヒリヒリするような「ホット系」の辛味を感知します。
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カプサイシンは、ナス科トウガラシ属の果実に含まれています。
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ハラペーニョ(2500~8000SHU)
鷹の爪(4万~5万SHU)
タバスコペッパー(3万~5万SHU)
ハバネロ(35万SHU)
キャロライナ・リーパー(300万SHU)
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これらの品種は、全部トウガラシに属するものです。
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辛さを表す単位はスコビィル値と言います。
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上記のトウガラシの数値にあるSHU(scoville heat units)の事です。
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飽くまで目安ですが、ものによってかなりの開きがありますね(^^;
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某TV番組で激辛料理を食べる企画をしていますが
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いかに恐ろしいことに挑戦されているのかがお分かりいただけるかと思います。
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TRPA1(トリップ エーワン)は冷刺激受容体とも呼ばれ
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わさびやからしなどのツーンとくるような「シャープ系」の辛味を感知します。
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では、無性に辛いものが食べたくなったとき
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どうして食べたくなるのか、体が欲する原因を探っていきましょう!!!
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【1】ストレス
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最近よく言われるのが、このストレスによって辛いものを欲するということです。
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『つらいストレスをごまかすために刺激を求める』状態ですね(^^;
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ストレスという不快な刺激をさらに強い刺激で打ち消そうとする行為なんです。
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痛みや苦痛も同じです。
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ストレスが溜まってくると、
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何か楽しいことをしたり
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飲んで騒いだりして鬱憤を晴らそうとしますが
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これも「強い刺激で不快感を打ち消そう」という心の働きが関係しています。
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この「強い刺激」として、手っ取り早いのが「辛味」です。
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「辛味」=「舌が感じる痛み」
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脳科学などでは、ストレスによる心の痛みを舌の痛みで紛らわそうという働きから
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辛いものが食べたくなるのだと言われています。
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辛いものを食べると、その刺激でストレスが一時的にまぎれます。
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これが癖になると、ストレスが溜まるたびに「無性に辛いものが食べたい」という状態になります。
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自分は辛いものが好きだと思っている人の中にも
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もしかしたらストレスが原因で辛味を求めているケースがあるかもしれません。
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【2】味覚が鈍くなっている
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「味覚が鈍くなる」のはどういうときだと思いますか?
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一つの例として、体がむくんでいるときがあります。
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身体がむくむと同時に舌もむくみます。
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舌がむくむと味覚の働きが鈍ってしまい
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味を感じづらくなるんです。
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普段は薄味の料理で満足している人も
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むくみで味覚が鈍くなると
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いつもより味の濃いものを食べたくなります。
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身体がむくみやすいときは
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生理前、水分を頻繁に摂取する夏場、汗をかきにくい冬場などですね。
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【3】栄養不足での味覚障害
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「味を感じにくい」「いつもと違う味に感じる」
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「何も口に入っていないのに変な味を感じる」
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こうした症状が顕著に感じられる場合
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むくんでいるのではなく味覚に障害が起きていることも考えられます。
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味覚障害が起きる原因で有名なのは
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「亜鉛不足」ですが、それだけではありません。
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身体の病気や飲んでいる薬が関係していたり
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精神的な病が潜んでいるケースもあります。
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単純に「辛いものが食べたい」だけでなく
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味に関する他の変化も自覚している場合は
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『たかが味覚障害』と侮らず、医療機関の早めの受診を!
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ところで、辛いものを頻繁に食べていく内に
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どんどん辛さがエスカレートしていると思いませんか?
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辛いものが好きな人は「より辛味が強く、刺激的なもの」を求めて
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エスカレートしていく傾向があります。
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実はこれにもちゃんと理由があるんです。
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辛さがエスカレートする原因は 脳内物質 にあります。
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ノースウェスタン大学の雑誌でブログの『Helix』では
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辛いものを食べるとドーパミン・アドレナリンとエンドルフィンという
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脳内物質(神経伝達物質)が放出される と報告しています。
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< ドーパミン・アドレナリン >
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『やる気が出る』『興奮する』『血流を促進させる』というのが
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これらのホルモンの働きです。
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「ドーパミン」、「アドレナリン」の両方とも
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交感神経が優位の時に分泌され、脳や体を興奮状態にします。
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「ドーパミン」が分泌されると人は幸福感を感じ、
「アドレナリン」が分泌されるとやる気を感じます。
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そして、2つは全く別の物質ではなく
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「ドーパミン」が変化したものが「アドレナリン」であるという関係にあります。
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< エンドルフィン >
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『快感』『恍惚感』『痛みを抑える』働きがあります。
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興奮や快感を覚えた時や美味しいものを食べた時
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あるいはその逆でストレスや苦痛に襲われた時などに放出されます。
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マラソンの「ランナーズハイ」と呼ばれる現象には
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エンドルフィンが深くかかわっていると言われています。
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一度、快感を感じた脳は
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同じ恍惚感を求めて積極的に辛いものを食べようとします。
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エンドルフィンによる快感こそが「辛いものが癖になる」原因です。
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また、エンドルフィンの受容体は
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分泌に比例して増えるのが特徴です。
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受容体が増えるということは
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より多くのエンドルフィンを分泌しないと
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恍惚感が感じられなくなる、ということです。
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同じ辛さのものを食べても、満足しない身体になっていく。
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望む辛さがどんどんエスカレートしていくのは、この働きが原因なのです。
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ちなみにちなみに
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これらが分泌される順番としては・・
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<<アドレナリン→エンドルフィン>> です。
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アドレナリンによる興奮は筋肉を無理に
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ヒートアップさせているような状態のため
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これが続くと身体に負担がかかります。
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そこで脳は、興奮した身体のバランスを取り戻すために
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脳内麻薬「エンドルフィン」を分泌するのです。
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●辛いものが身体に与える影響●
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★美肌やダイエットに!
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唐辛子をはじめ、辛いものの多くに含まれているカプサイシン。
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カプサイシンは、ダイエットに効くことで有名です。
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辛いものは全身の血行を促進し、筋肉の動きを活発にします。
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辛いものを適量食べることにより、
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◆新陳代謝が活発になる
◆食欲増進
◆汗と一緒に老廃物や毒素を体外へ排出できる
◆肌の調子が良くなる
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といった良い影響が期待できます。
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筋肉の動きが活発になり、使うエネルギーも増えるため
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ダイエットにも効果があるというわけです。
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★便秘や胃痛の原因に!
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逆に辛いものを過剰に食べ過ぎると、
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・胃痛(胃酸過多)
・便秘・下痢
・心臓などの循環器系に負担がかかる
・炎症を悪化させる
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といった悪影響も現れます。
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ストレスが溜まっているときに
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辛いものが食べたくなると書きました。
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人間はストレスを感じると胃酸が多く分泌されます。
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辛いものにも胃酸の分泌を促進させる効果があるため、
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だでさえ胃が荒れているところに胃酸増加の追い打ちをかけてしまうのです。
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また、辛いものは体温を上げ身体の発熱を促進します。
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全身のどこかに炎症を抱えているとき
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たとえば、
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・鼻炎
・喉の腫れ・痛み
・肌荒れ
・腰痛
・膝などの関節痛
・風邪
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といった症状があるときは
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辛いものを食べることでその症状を悪化させてしまう可能性があります。
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何事もほどほどに☆ですね( ´艸`)
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~ストレスで辛いものを食べ過ぎてしまうという人へ~
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むくみを取るように水分補給(水、ミネラルウォーター)を心がける
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友達と出かける
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軽い運動をしてみる など
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何か他の方法でストレス発散したり
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10日間ほど辛味から離れると味覚もリセットされやすくなりますよ!
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辛いもの~☆
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わたくしSAORIも本当に好きなのです( ´艸`)♪
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激辛が食べられるわけではないのですが
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魚介だしベースのやつが特に美味♪♪
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砂糖も中毒になりやすいですが
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辛味も上記のホルモンなどの理由から
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中毒になりやすいですね(^^;
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書きながら改めて自分も気を付けよう。。。と思いました(笑)
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