本日は食べ合わせについて^^
・
・
・
昔から、焼き魚には大根おろしがついていて
・
唐揚げにはレモンが添えられている。
・
・
・
そんな場面を数多く見てこられたのではないでしょうか?
・
・
・
・
ご自身で料理されるときも
・
とんかつにキャベツの千切りを添えたり
・
ほうれん草とゴマを和えてみたり☆
・
・
・
・
・
見た目や感じたことのある味の経験から
・
この組み合わせは合うから!
・
…となんとなくされているものも多いかと思います。
・
・
・
・
それらにはただ『合うから』という理由だけでなく
・
栄養面からも良い組み合わせのものがあります♪
・
・
・
・
それではよく見る組み合わせを中心に
・
いくつかご紹介しましょう^^
・
・
・
・
【 唐揚げ & レモン 】
・
レモンと言えば、ビタミンCとクエン酸。
・
ビタミンCは血中のコレステロールを
・
抑制してくれる効果があるので
・
油っこい食事と相性がいいとされています。
・
・
クエン酸はと言うと
・
唾液や胃液の分泌を促してくれるので
・
消化吸収の心強いサポーターなのです☆
・
・
また鶏肉に含まれるコラーゲン(たんぱく質)は
・
消化・分解されてアミノ酸の形で吸収されます。
・
このアミノ酸を原料にして体内でコラーゲンが合成されますが
・
このときに重要なのが“ビタミンC”です。
・
このビタミンCが不足すると、合成が上手いきません。
・
コラーゲンを摂る際は、ビタミンCも一緒に摂るようにしましょう。
・
・
・
・
・
・
・
・
【 焼き魚 & 大根おろし 】
・
大根にはデンプンを分解する酵素アミラーゼ(ジアスターゼ)が
・
含まれていますのでご飯をの消化を良くしてくれます。
・
・
また、大根は血液をサラサラにしてくれるので
・
脂っこい食べ物と一緒に食べるとよいとされています。
・
・
・
・
・
・
・
・
【 刺身 & 大根のツマ、わさび、シソ 】
・
・
わさびやシソには殺菌作用があります。
・
ですので、食中毒が気になる刺身などの生魚には添えられています。
・
・
また、紫蘇やワサビの独特の香りは生臭さを緩和してくれます。
・
さらに胃の働きを良くして消化を助けてくれる効果まであります。
・
見た目としても、
・
赤身や白身に緑が加わることで鮮やかになりますよね^^
・
・
・
・
・
・
・
【 豆腐 & わかめ 】
・
・
豆腐は、大豆由来の良質な植物性のタンパク質やビタミン、ミネラルを豊富に含み
・
大豆そのものよりも吸収されやすいとされています。
・
栄養素としては 美肌効果の高いレシチン、抗酸化作用のあるビタミンE、
・
コレステロールを下げるサポニンなどがありますが
・
サポニンに関しては取り過ぎによる体内のヨードの排泄という欠点があります。
・
・
ワカメはヨードが豊富なうえ、
・
カルシウムなどのミネラルはそのままにナトリウムだけを互いに排泄し
・
また塩分の害を減らすアルギン酸を含んだいるので
・
塩分の多いみそ汁の具材としては最強のコンビと言えます。
・
・
・
・
・
・
・
・
【 ごはん & 納豆 】
・
・
日本人の主食、ご飯。
・
ご飯のような炭水化物をエネルギーとして利用するためには
・
体内の酵素によって炭水化物(糖質)を分解します。
・
その時に必要なのがビタミンB1。
・
納豆は大豆として食べるよりビタミンB類が増えていています。
・
・
また、納豆を食べるときにネギなどと一緒に食べると
・
先ほどの豚肉と玉葱の時と同じように
・
アリル化合物によってビタミンB1の吸収がよりよくなるという効果もあります。
・
・
・
・
・
・
・
【 きゅうり & 酢 】
・
・
胡瓜にはビタミンA、C、カリウムなどのミネラル類が含まれています。
・
また、ククルビタシンCという成分には
・
腫瘍や潰瘍を治す働きがあり、漢方薬としても利用されています。
・
・
ところが、胡瓜にはアスコルビナーゼという酵素が含まれていて
・
これはビタミンCを破壊してしまうという困った一面があります。
・
このアスコルビナーゼの働きを抑えるのが酢です!
・
きゅうりと酢の和え物は理にかなっているというわけですね^^
・
・
・
・
・
・
・
・
【 とんかつ & キャベツ 】
・
・
キャベツには”ビタミンU”と言う聞きなれないビタミンが含まれています。
・
このビタミンUは、胃酸の分泌抑制、胃粘膜の新陳代謝の促進などの効果があり
・
そのため、胃潰瘍や胃炎などの回復に効果が認められ、医薬品としても利用されるほどです。
・
・
別名キャベジン( ´艸`)
・
・
何か聞いた事ありますよね。
・
豚カツのような脂っこい揚げ物には
・
最適なのは言うまでもないことです。
・
・
・
・
・
・
・
・
【 豚肉 & チーズ 】
・
・
豚肉に含まれるビタミンB1は肉体疲労の回復を促し
・
同じく豚肉に含まれるトリプトファンは
・
精神を安定させる成分(セロトニン)のもとになります。
・
チーズにも骨や歯のもとになるだけでなく
・
気持ちの高ぶりやイライラを抑えてくれるカルシウム、カゼインが含まれ
・
豚肉のビタミンB1、トリプトファンと組み合わせることで
・
ストレスを軽減し、気持ちを落ち着かせてくれます。
・
・
・
・
・
・
・
・
【 ほうれん草 & ごま 】
・
・
日本人ならこれも当たり前の組み合わせではあります。
・
ホウレンソウが栄養満点で健康に良い食べ物なのは今更言うまでもありません。
・
胡麻も近年その健康効果はあちらこちらで注目されています。
・
ホウレンソウはビタミンやミネラルを多く含んでいます。
・
胡麻には、悪玉コレステロールを排除するタンパク質や食物性脂肪を含み
・
この組み合わせは高血圧や動脈硬化にとても良いとされています。
・
・
ホウレンソウの唯一の欠点は結石の原因になるシュウ酸。
・
ところが胡麻には結石を防ぐリジンという成分が多く含まれているのです^^
・
・
・
・
・
・
・
・
・
【 豚肉 & 玉ねぎ 】
・
・
豚肉には疲労回復に良いとされているビタミンB1が豊富に含まれています。
・
・
ところが、ビタミンB1はストレスを感じると尿と一緒に体外へ排出されてしまいます。
・
ビタミンB1が不足するとエネルギー代謝が
・
うまくいかなくなって疲れを感じやすくなるとか。
・
玉葱やニンニクに含まれているアリル化合物はビタミンB1と結合して
・
ビタミンB1単体の時よりも安定してエネルギー代謝に貢献してくれます。
・
因みにレバーとニラなんていうのも同じ理屈で相性が良いそうです。
・
・
・
・
いきなりですが、ここで・・・
・
食べ合わせクイズ!!!
・
・
・
Q、 ホウレン草と一緒に食べると栄養素の吸収が良くなるのは
「ベーコン」と「バター」どっち?
・
・
・
・
・
・
A、バター
・
ホウレン草に含まれる「β–カロテン」は
・
バターなど油と一緒に摂ることで吸収がアップします。
・
ホウレン草に含まれる「カルシウム」と「鉄」は
・
ベーコンやハムなどに含まれる「リン酸塩」によって吸収が悪くなります。
・
・
・
・
・
・
・
Q、みかんと一緒に食べると栄養素を引き立たせてくれるものは
「豆乳」と「イチゴ」どっち?
・
・
・
・
・
・
A、イチゴ
・
ミカンに含まれる「ビタミンP」は
・
イチゴなどに多い「ビタミンC」の働きを助け
・
毛細血管を丈夫にする働きがあります。
・
ミカンに含まれる「食物繊維」は
・
取り過ぎると豆乳などに含まれる「マグネシウム」の吸収を妨げてしまいます。
・
・
・
・
・
・
・
Q、鉄分をよりよく摂取できるのは
「豚レバー&玄米」と「じゃがいも&ひじき」どっち?
・
・
・
・
・
・
A、じゃがいも+ひじき
・
ひじきの「鉄」はジャガイモに含まれる「ビタミンC」によって吸収が良くなります。
・
一緒に煮るのも良いです。
・
レバーに多い「鉄」は、玄米に含まれるミネラルの排出をする
・
「フィチン酸」によって吸収が悪くなってしまいます。
・
・
・
・
・
・
・
・
納得な組み合わせもあれば
・
意外な組み合わせもありましたか???
・
・
ダイエットされている方は特に
・
「ごはん&納豆」のように
・
糖質&ビタミンB1の組み合わせを意識されると
・
ダイエット中でも気にせず食べられるメニューの幅も広がりますね☆
コメント