ストレスを感じるようになってから
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甘いものが食べたくなったり
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偏食だったり、過食だったり
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思い当たりませんか?
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今回は<ストレス太り>について
ご説明しようと思います!
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まず、ストレス太りってあるのかってことですが・・・
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「結果的には、ありえます」
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「結果的には」という言葉をつけたのは
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ストレス自体はカロリー0(ゼロ)だからです(笑)
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ストレスが発生した!というだけでは
まだ「ストレス太り」には至っていません。
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では、ストレスが発生すると
身体にどのような変化が起こるのか
詳しくみていきます。
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まずストレスを受けると
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『アドレナリン』や『コルチゾール』
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というホルモンが分泌されます。
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このホルモンはストレスを受けたときだけに
特別に出るものではなく
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日頃から分泌され
炭水化物・タンパク質、脂質の代謝や
体温・血圧・血糖値調整にかかわる
生きていくうえで必要なホルモンです!
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運動時には
これらのホルモンの働きにより
肝臓に蓄えられているエネルギーを放出し
筋肉で栄養となり消えていきます。
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一方、ストレスを感じても
身体のバランスを整えようと分泌されます。
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運動時と同じく
肝臓からエネルギーが強制的に放出されますが
運動時のように筋肉での消費がないため
行き場を失った糖が血液中でとどまり
高血糖を引き起こします。
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そして脂肪細胞へと取り込まれ
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体脂肪が増加へ!
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肝臓のエネルギーが放出されなくなっているので
空腹感も強くなります。
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ストレスを感じると
たくさん食べたくなるわけです!
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また、コルチゾールは多量に分泌されると
血糖値を安定させるために
筋肉の合成を抑制し
分解を促進させてしまいます。
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加えて
脂肪の代謝を抑制してしまうので
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【筋肉は減りやすくなる&脂肪は燃えにくくなる】
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という、キレイになろうと努力されている皆様には
あまり嬉しくない状態へと進んでしまうのです。
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<筋肉>
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エネルギーをたくさん消費するもの
→壊して消費エネルギーを少なくしたい
&エネルギーの足しにしたい(糖新生)
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<脂肪>
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エネルギーの貯蔵庫
→エネルギーがなくなっては困るので大事にしたい
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では、なぜこういう状態へなってしまうのかですが
それは【生命維持】のためです!
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身体はキレイになることよりも
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まず第一は命だろ!!
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と生きることを最優先するように
人類が誕生した時からそのようにできています。
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次に、生き残るためには何が必要か?を
からだの気持ちになって考えてみます。
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それは、からだのためになる“栄養”です。
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中でも、効率よくエネルギーになるものを欲します。
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その栄養とは…
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『ブドウ糖』『コレステロール(脂質)』 です。
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察しの良い方はもうお分かりのことと思いますが
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「甘いもの」と「脂っこいもの」ですね(^^;
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食べ物に限った話ではなく
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砂糖の入ったジュースや
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糖質の高いアルコールも欲することがあります。
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通常時であれば
インスリンが分泌され
インスリンが各細胞に栄養を
取り込ませるように働くことで
血中に流れる糖のバランス(血糖値)を
調整してくれるのですが
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コルチゾールによってインスリンの働きが
抑制されてしまいます。
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ですので、
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血液中には栄養である糖(エネルギー)はあるものの
脳や筋肉という各細胞に取り込まれにくくなっているので
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脳は『エネルギーがほしい!もっと食べろ!』
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と命令を出し続けてしまいます。
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『身体が欲しているんだから仕方がない』
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と言ってしまえば、それまでですが、
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これらは過食しやすい傾向にありますので
注意が必要です。
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つまり、口に入れるものをコントロールすれば
ストレス太りに悩むことも防ぐことができます。
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<ストレス太り予防方法まとめ>
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★欲のままに甘いものや脂っこいものを過食しない
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★通常の食事を適正量きちんと摂る
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食事で過度な糖質制限をしていると
間食などで甘いものを食べたくなる傾向がある。
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インスリンを出せるのは主に炭水化物だけですので
全く食べないのは欲を制御する上でもNG
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★まず温かいスープや野菜から食べる
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温かいものや栄養あるものを食べると
食欲が落ち着きやすくなる
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★タンパク質をしっかり摂る
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食欲が落ち着き、ダメージを受けている体の箇所を修復する材料にもなる
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★食べること以外のストレス発散方法を見つける
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アロマを焚く、自然に触れる、
映画を観に行く、何かを作る、瞑想など
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五感を刺激するものは特にオススメです!
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★ウォーキングなどの軽い運動をする
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体が疲れてしまうハードなトレーニングは
ストレス時にはよりコルチゾールを増やしてしまいます。
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軽い運動では、逆に幸せホルモンのセロトニンが
分泌されるといわれています。
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お分かりだと思いますが
ストレスの根源が解決することが
一番の解決方法であることは間違いありません。
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体も、ストレスから体を守るのに必死です。
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防衛機能がダイエットしたい気持ちと
逆に働くこともあるかもしれません。
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それをまたストレスに感じると
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「ストレス→過食→太る→太るのがストレス…」
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と悪循環にもなりかねません。
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ストレスは感じてもいいんです。
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プレッシャーという名のストレスは
ベストパフォーマンスにも必要な要素です。
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受け止めて、むしろ自分がストレスを感じる前より
心地よくなれる方法で発散していきましょう☆
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次回は、「人間は太るようにできている!?」をお届けします!
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